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アカウントとメンバーの名寄せ

名寄せとは、業務アセットに取り込んだアカウントを、YESODのメンバーに紐付ける処理です。名寄せの結果としてできた状態を、画面では紐付けと呼びます。

外部サービスのアカウントは、それだけでは誰のものか分かりません。メンバーと紐付くと、そのアカウントは「同期する項目」の値の同期の対象になります。

権限セットは、メンバーを対象にタスクを自動生成します。紐付いていないアカウントも、タスクの対象になることがあります。

1メンバーにつき1アカウントが原則​

紐付けは1メンバーにつき1アカウントが原則です。同じメンバーに複数のアカウントが紐付くと、どのアカウントを操作すればよいか判断できません。この状態では次のようになります。

  • 「割当付与」「割当変更」「割当剥奪」「アカウント削除」のタスクは失敗します。
  • 「同期する項目」の値の同期では、そのメンバーが対象から外れ、エラーとして記録されます。

同期でエラーになるのは、権限セットでアカウントを持つべきメンバーだけです。タスクの失敗にはこの除外がありません。

複数のアカウントが紐付いた状態を見つける​

業務アセットの詳細画面を開き、左のメニューの「アカウント一覧」をクリックします。「連携済みメンバー」タブで確認します。

同じメンバーに複数のアカウントが紐付いていると、「メンバー」列に警告のアイコンが表示されます。アイコンにマウスを重ねると、次の説明が表示されます。

ここのメンバーに複数のアカウントが紐付いています。エラーを防ぐため、不要な紐付けを解除してください。

この警告のアイコンは、表示中のページのアカウントだけを数えています。 一覧は100件ごとにページが分かれます。同じメンバーの2件が別のページに入ると、アイコンは表示されません。一覧を上から追うだけでは見落とします。

特定のメンバーを確かめるときは、次のように絞り込みます。

  1. 「連携済みメンバー」タブの「メンバー(複数選択可)」をクリックします。 メンバーを選ぶ入力欄が開きます。

  2. 確かめたいメンバーを選択します。 そのメンバーに紐付くアカウントだけが一覧に残ります。

  3. 残った行数を数えます。 2行以上あれば、複数のアカウントが紐付いています。

何を照合するか決める​

何を照合するかは、業務アセットの詳細画面で決めます。左のメニューの「アカウント設定」を開くと、「名寄せに使用する項目」があります。次の説明が表示されます。

名寄せの際に照合する項目を選択してください。

説明の下に「本サービス側」「接続先サービス側」の2枚のカードが並びます。「本サービス側」はメンバーの項目、「接続先サービス側」はアカウントの項目です。

「名寄せに使用する項目」の2枚のカード。左が「本サービス側」で「メールアドレス(デフォルト)」と「カスタム」、右が「接続先サービス側」

「本サービス側」では「メールアドレス(デフォルト)」または「カスタム」を選びます。既定は「メールアドレス(デフォルト)」です。「カスタム」を選ぶと、照合に使うメンバーの項目を指定できます。

「カスタム」を選ぶと、指定のしかたを**「属性項目から選択」と「属性式で入力」**から選べます。「属性項目から選択」では、メンバーの項目を1つ選びます。

画面には次の注意が表示されます。

関連項目は属性式を使用して設定してください

「接続先サービス側」の選択肢は、接続先サービスごとに変わります。接続先サービスによっては、「名寄せに使用する項目」自体が表示されません。

設定を変えていなければ、メンバーとアカウントのメールアドレスで照合します。

名寄せが実行されるとき​

きっかけ何が起きるか
アカウントの同期紐付いていないアカウントを名寄せする
アカウント作成タスクの完了作ったアカウントを対象メンバーに紐付ける

一度紐付いたら、同期では変わらない​

同期のときに名寄せを実行するのは、まだメンバーと紐付いていないアカウントだけです。すでに紐付いているアカウントは、同期のたびに再判定されません。

これは、メンバー側の項目を変えても紐付けを保つためです。メールアドレスを変えた場合も、その変更を外部サービスへ反映できます。

メンバーと紐付かないアカウントがある理由​

取り込んだアカウントがメンバーと紐付かないのは、次の場合です。

  • 照合する値と一致するメンバーがいない。
  • 照合する項目の値が空で、照合する材料がない。
  • 名寄せで特定したメンバーに、すでに別のアカウントが紐付いている。

まず1つ目を疑ってください。 たとえばメールアドレスのドメインだけが違うと、既定のメールアドレス照合では一致しません。同期そのものは成功します。 それでも紐付きは1件もできません。

3つ目の場合、あとから取り込んだアカウントは紐付きません。紐付いていないアカウントは「非連携アカウント」タブで確認できます。

紐付けが解除される操作​

一度できた紐付けは、次の操作でだけ解除されます。同期で自然に外れることはありません。

操作影響範囲
紐付けを1件ずつ解除するアカウント1件
まとめて解除する業務アセット全体
「名寄せに使用する項目」を変える業務アセット全体
アカウント作成タスクを完了する対象メンバーの別のアカウント

解除の手順はアカウントとメンバーの紐付けを解除するにあります。

警告

「名寄せに使用する項目」を変えて保存すると、紐付けが解除されます。対象はその業務アセットの全アカウントです。保存する前に、画面の警告を確認してください。

名寄せに使用する項目の変更を保存すると、この業務アセットにおける全アカウントとメンバーの紐付けが解除されます。次回のアカウント同期時に名寄せが再評価されます。

解除したあとに起きること​

解除しても、アカウントは削除されずに残ります。外れるのはメンバーとの紐付けだけです。解除したアカウントは「連携済みメンバー」タブから消え、「非連携アカウント」タブへ移ります。

解除する操作自体を取り消す手段はありません。 解除の直後に元へ差し戻すボタンは、画面にありません。1件のアカウントを選んでメンバーに紐付け直す操作もありません。紐付けは名寄せでしか作られません。

紐付けが戻るのは、次に名寄せが実行されたときです。照合には、そのときの「名寄せに使用する項目」の設定が使われます。

名寄せが自動で実行されるのは、接続先サービスと連携する業務アセットだけです。さらに「同期の有効化」を有効にしておく必要があります。この設定の仕組みは有効化しないと動かない仕組みを参照してください。

接続先サービスと連携しない業務アセットでは、自動で戻りません。 この場合はCSVインポートで取り込み直すと、名寄せが走って紐付きます。CSVに含まれないアカウントは削除されるため、手順と注意点はアカウントとメンバーの紐付けを解除するを必ず読んでください。

注意

紐付けが戻るまでのあいだ、そのアカウントは「同期する項目」の値の同期の対象になりません。値を接続先サービスへ反映する処理は、メンバーと紐付いているアカウントだけを対象にします。

同じメンバーに複数紐付いたときの直し方​

1回の同期で、同じメンバーへ複数のアカウントが同時に名寄せされることもあります。どれを選ぶべきか判定できないため、複数とも紐付きます。

影響範囲が違うので、選び分けてください。

方法影響範囲
余分な紐付けを1件ずつ解除するアカウント1件
アカウント作成タスクを完了する接続先サービスに実アカウントが作られる
まとめて解除する業務アセット全体。通常は使いません

アカウント作成タスクは、「タスク一覧」の「処理待ち」タブで完了します。画面に「実行」というボタンはありません。タスクを完了する操作が、業務アセットへの反映そのものです。詳しくはタスクとはを参照してください。

警告

アカウント作成タスクを完了すると、接続先サービスに新しいアカウントが作られます。接続先サービスにアカウントを作ってよい場合にだけ選びます。

外部サービス側でアカウントが削除されたとき​

外部サービス側でアカウントが削除されると、YESOD側のアカウントも次の同期で削除されます。紐付けだけが外れてアカウントが残るのではありません。

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