権限セットとは
権限セットとは、誰にどの権限を持たせるかを定義したルールです。YESODアカウントコントロールにおけるあるべき状態を表します。
権限セットは、タスク生成対象と、付与する権限の組み合わせで作ります。「営業部のメンバーには、Google OAuthの「グループ」を付与する」と定義します。
あるべき状態と実際のアカウントの権限に差があると、差を埋めるタスクが生成されます。タスクについてはタスクとはを参照してください。
作る手順は権限セットを作成するを参照してください。
作った権限セットは「権限セット」画面に一覧で並びます。画面の見かたは「権限セット」画面の見かたを参照してください。
タスク生成対象に指定できるもの
権限を持たせる相手を「タスク生成対象」と呼びます。一覧では「対象」という列名で表示されます。
指定できる数の上限は設けられていません。
指定できるのは次の3つです。
| 指定できるもの | 使いどころ |
|---|---|
| メンバー | 特定の1人にだけ与える権限 |
| グループ | 会社・組織・事業所・プロジェクトの単位で与える権限 |
| 動的グループ | 条件で決まる集まりに与える権限 |
画面で選ぶときは、「グループ」は会社・組織・事業所・プロジェクトの4つに分かれて並びます。選んだ相手は種別のアイコンが付いたタグで表示されるため、画面上は6種類になります。
複数を指定した場合、いずれかに含まれるメンバーが対象になります。
グループを指定すると配下まで含まれる
親グループをタスク生成対象にすると、その配下の子グループに所属するメンバーも対象になります。 孫より下の階層も含まれます。
営業本部を指定すれば、その下の第一営業部****第二営業部のメンバーも含まれます。
対象に指定した親グループの配下に子グループを追加しても、権限セットを直す必要はありません。ただし対象の親グループ自体を廃止したり分割したりした場合は、権限セットの修正が必要です。
動的グループを指定すると条件で決まる
グループの所属だけでは表せない条件には、動的グループを使います。雇用形態が正社員のようにメンバーの項目で絞った集まりへ権限を与えられます。
動的グループの作り方は動的グループとはを参照してください。
付与する権限は割当項目まで指定する
権限セットには、業務アセットと、その中の割当項目を指定します。割当種別の単位ではなく、個々の権限の単位です。
1つの権限セットに複数の業務アセットを関連付けられます。たとえば営業部のメンバーに、Google OAuthの「グループ」と「ロール」を両方付与できます。
1つの権限セットで指定できる割当項目の数は、割当種別の設定によって違います。割当種別と割当項目の関係、および設定の選び方は業務アセットとはを参照してください。
| 割当種別の設定 | 1つの権限セットで指定できる割当項目 |
|---|---|
| 「優先度の高いグループに所属させる」 | 1つだけ(単一選択) |
| 「複数のグループに所属させる」 | 複数 |
「優先度の高いグループに所属させる」の割当種別では、業務アセットを選ぶと優先度の最も低い割当項目が自動で選択されます。意図した割当項目に変更してください。別の1つを選ぶと、それまでの指定は外れます。
タスクを生成する前提条件
権限セットからタスクが生成されるのは、業務アセットと権限セットの両方を有効化した後です。どちらかが未有効のあいだは、タスクが生成されません。詳しくは有効化しないと動かない仕組みを参照してください。
そのうえで、タスク生成対象に含まれるメンバーのうち、指定したメンバー項目に値があるメンバーだけが対象になります。
選べるのは、メンバーの標準項目とカスタム項目です。リピート項目は選べません。 型によっても絞られます。
選択肢は次の3つです。
| 選択肢 | 対象になるメンバー |
|---|---|
| メールアドレス(デフォルト) | メールアドレスに値のあるメンバー |
| 任意のメンバー項目を指定する | 指定したメンバー項目に値のあるメンバー |
| メンバー項目を指定しない | タスク生成対象のメンバー全員 |
新しく作った権限セットでは、既定で「メールアドレス(デフォルト)」が選択されています。メールアドレスが空のメンバーには、既定のままだとタスクが生成されません。作ったのにタスクが出ないときは、まずこの設定とメンバーのメールアドレスを確認してください。
この前提条件は、入社手続きの途中でアカウントを作ってしまう事故を防ぐために使えます。メールアドレスの登録をアカウント発行の起点にしている場合は、既定のままで運用できます。
同じメンバーが複数の権限セットの対象になったとき
1人のメンバーが複数の権限セットのタスク生成対象になることがあります。このとき、あるべき状態は割当種別の設定で決まります。
| 割当種別の設定 | 複数の権限セットで指定されたとき |
|---|---|
| 「複数のグループに所属させる」 | 指定されたすべての割当項目があるべき状態になります |
| 「優先度の高いグループに所属させる」 | 優先度が最も高い割当項目だけがあるべき状態になります |
この設定は、業務アセットの詳細画面の左のメニューの「割当」にあります。どの業務アセットで選び直せるかは業務アセットとはを参照してください。
「優先度の高いグループに所属させる」割当種別では、グループプッシュ由来の割当項目が権限セット由来の割当項目より優先されます。グループプッシュ由来の割当項目が1つでもあると、その中で優先度が最も高いものだけがあるべき状態になります。
「複数のグループに所属させる」割当種別では、この優先は働きません。由来にかかわらず、指定されたすべての割当項目があるべき状態になります。
タスクの生成を止める方法
有効化した権限セットは、画面から未有効の状態に戻せません。有効化そのものを取り消す操作もありません。
ただし、タスクの生成を止める方法は削除だけではありません。 業務アセットを未有効化する方法と、権限セットを「編集」して対象を外す方法もあります。3つの方法の違いは有効化しないと動かない仕組みを参照してください。
削除した権限セットは元に戻せません。**生成済みのタスクは、削除しても処理待ちのまま残ります。**削除を妨げる条件はなく、ほかの設定と関連付けてある権限セットも削除できます。削除した後に、生成済みのタスクと付与済みの権限がどうなるかは確認できていません。ほかの方法で目的を果たせるなら、削除は最後の手段にしてください。
注意すべき点
- 作っただけではタスクが生成されません。 有効化が必要です。
- 設定内容は保存した時点で確定します(変更予定として承認を待ちません)。ただしタスクが生成されるのは有効化してからです。
- 権限セットの編集では、変更予定日を指定できません。来月から適用するような予約はできません。
- 入力が必須なのは「権限セット名」だけです。タスク生成対象を1つも指定していない権限セットも保存できます。ただし対象のメンバーが1人もいないため、タスクは生成されません。